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鶴間山観音寺は金剛峯寺を総本山とする高野山真言宗のお寺です。

http://www.kannon-zi.jp/ kannonji@jcom.home.ne.jp
  

供養塔と善の綱、御手糸Kuyoutou,Zennotsuna and Miteito



あらまし

 (( 以下は第22回御開扉の写真です。 ))
供養塔と善の綱、御手糸
本堂内にお祀りした観音様の指に五色の御手糸(みていと・おていと)が結ばれ、その先に五色の善の綱(五色布)が繋がり、善の綱は供養搭に結びつけられます。

参拝なさる方は、供養搭に触り、善の綱をつたって本堂の観音様にお参りします。これは佛様と握手をして縁を結ぶ事を意味します。また、善の綱・御手糸を通して参拝なさる方の願いを観音様に届けるのです。



観音様の指から 供養塔まで

宮殿(くうでん)の観音様につながる御手糸
右側の宮殿(くうでん:佛様の御厨子)の中の観音様の指に繋がる御手糸。

内陣を通る 御手糸
本堂の内陣(ないじん)を通って御簾(みす)へ。(右上から左中央へ)


御手糸 内陣から下陣へ

御簾(みす)の下を通って外陣(げじん)へ。(右中央から左へ)

扉の下で 御手糸が善の綱につながる
扉の下で善の綱と繋がります。(右中央から扉の外へ)

向拝(ごはい)を通る善の綱
善の綱は向拝(ごはい:本堂正面の屋根の中央が前方に張り出した部分)を通って供養塔へ。

供養塔に結ばれた善の綱
善の綱が供養塔に結ばれる。
(この写真だけは、観音様の御開扉ではなく、その前年 平成22年寅歳薬師の写真です。)



供養塔 各面の意味


各面の最初の5文字の梵字

○『東面(本堂から見える面:當山の場合の実方位は北)の五文字が基本で キャ、カ、ラ、バ、ア=空、風、火、水、地:仏教におけるこの宇宙の五大要素』

○『東面は発心門、南面は修行門、西面は菩提門、北面は涅槃門を表している。東面の梵字を基本文字として、南、西、北面には付加点(点画)が加えられている。』

東面

○キャ、カ、ラ、バ、ア=空、風、火、水、地:五大要素

○キャkya字 『十一面観音様の種字(シンボルマーク】』
   この梵字は、廿八世融厳和尚が書いたものです。

○為奉開扉武相観世音菩薩参詣諸人快楽也
『この塔の建立の目的は、観世音菩薩を開扉奉り、参拝する諸人の快楽(幸せ)の為なり。』

南面

○キャー、カー、ラー、バー、アー 『元の梵字の右肩に付加点の【修行点】が入っている。』

○具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故応頂禮 『観音経の一部』

西面

○キャン、カン、ラン、バン、アン 『元の梵字の上に付加点の【菩提点】が入っている。』

○バン 『金剛界大日如来の種字【シンボルマーク】』

○ハラ、ドボウ、オン、ボク、ケン、章終 の梵字
『ハラ ドボウは、地獄、餓鬼、畜生などの悪趣に落ちて苦しんでいるものを救う滅悪趣菩薩の真言。次の3文字、オンボクケンは「浄土変」の真言。二つの真言で塔を建てる地面を清めている。』

○南無大師遍照金剛 『「南無」はサンスクリット語のナマス(namas)およびナモー(namo)の音写。帰命、帰依という意味。意訳すると命を捧げる、それほど大事に敬うという意味がある。』 『弘法大師様、遍照金剛様(お大師様の別名:中国留学時に師匠の恵果和上から頂いた灌頂名)に帰依いたします。』

○平成二十三年四月一日 護持法主 敬白 『當山の住職、うやまい謹んで申しあげます。』

北面

○キャク、カク、ラク、バク、アク 『元の梵字の右側に付加点の【涅槃点】が入っている』

○観音妙智力 能救世間苦 具足神通力 廣修智方便 『観音経の一部』。


バナースペース

鶴間山 観音寺

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